格闘技は種目と競技を行う格闘技団体によって階級の設定が変わります。各階級には世界チャンピオンが存在しており、その選手たちが世界を基準にした時にどこの階級で戦っていて、世界のライバルとなる選手は誰なのかを把握する事は格闘技ファンなら全員が望むことですね。
今回は、さまざまな格闘技、人気の格闘技団体のそれぞれの階級についてお話していきたいと思います。
まずは格闘技の王道であるボクシングの階級について紹介していきたいと思います。
ボクシングは団体が異なっても、すべて同じ階級で行われているのでこの表を見ることですぐに階級の理解をすることができます。
ヘビー級 90.7キログラム以上で体重制限なし
クルーザー級 90.7キログラム以下約79.4キログラム以上
ライトヘビー級 79.4キログラム以下で76.2キログラム以上
スーパーミドル級 76.2キログラム以下72.6キログラム以上
ミドル級 72.6キログラム以下69.9キログラム以上
スーパーウェルター級 69.9キログラム以下66.7キログラム以上
ウェルター級 66.7キログラム以下63.5キログラム以上
スーパーライト級 63.5キログラム以上61.2キログラム以上
ライト級 61.2キログラム以下58.9キログラム以上
スーパーフェザー級 58.9キログラム以下57.2キログラム以上
フェザー級57.2キログラム以下55.3キログラム以上
スーパーバンタム級 55.3キログラム以下53.5キログラム以上
バンタム級 53.5キログラム以下52.2キログラム以上
スーパーフライ級 52.2キログラム以下50.8キログラム以上
フライ級 50.8キログラム以下49キログラム以上
ライトフライ級 48.91キログラム以下47.62以上
ミニマム級 47.62キログラム以下その他の体重制限あります。
日本人のボクシング選手で有名な井上尚弥はバンタム級、スーパーバンタム級、スーパーフライ級、ライトフライ級の世界チャンピオンになり4階級チャンピオンとして現在もプロ無敗です。
また、キックボクシングからの移籍で有名な神童、那須川天心の階級はスーパーバンタム級と井上と同じ階級であることから、対戦することにあれば盛り上がりがあるでしょう。
ボクシング界で5階級制覇をしたフロイドメイウェザーはスーパーフェザー級、ライト級、スーパーライト級、ウェルター級スーパーウェルター級の王者であり、その格差は10キログラム以上になるが世界のトップにふさわしい実力があります。
総合格闘技団体のそれぞれの階級とは
総合格闘技の団体は世界中にいくつも存在しており、それぞれに違った人気があり団体によって階級も異なります。
今の日本や世界からも注目されている注目の格闘技団体とそれぞれの階級の違いについて紹介したいと思います。
まず初めに紹介していくのは、一応決められている総合格闘技の階級別についてお話します。階級は規定として決めていますが、一部の団体でしか使われておらず、各団体はそれぞれのルールに従っています。
MMAユニファイルドルールの階級
スーパーヘビー級 120.2キログラム以上
ヘビー級 120.2キログラム以下
クルーザー級 102.1キログラム以下
ライトヘビー級 93.0キログラム以下
スーパーミドル級 88.5キログラム以下
ミドル級 83.9キログラム以下
スーパーウェルター級 79.4キログラム以下
ウェルター級 77.1キログラム以下
スーパーライト級 74.8キログラム以下
ライト級 70.3キログラム以下
フェザー級65.8キログラム以下
バンタム級 61.2キログラム以下
フライ級 56.7キログラム以下
ストロー級 52.2キログラム以下
アトム級 47.6キログラム以下
これが世界の基準になっている総合格闘技の基準ではありますが、すべての階級が同じになっているわけではなく、各団体は徳治で決まった階級を採用します。
世界最高峰の総合格闘技団体であるUFCの階級は全てで8階級で、少数と言えますが、それぞれのチャンピオンは世界でも最高の選手です。
ヘビー級 120.2キログラム以下
ライトヘビー級 93.0キログラム以下
ミドル級 83.9キログラム以下
ウェルター級 77.1キログラム以下
ライト級 70.3キログラム以下
フェザー級 65.8キログラム以下
バンタム級 61.2キログラム以下
フライ級 56.7キログラム以下
UFCは世界最高の格闘技団体でありながら少ない階級で行う試合が特徴で、現在のチャンピオンもすべてが世界トップにふさわしい実力を持っており、見る人を魅了するエキサイティングなファイトが特徴的です。
一番最近でバンタム級の新チャンピオンに輝いたシュガーこと、ショーンオマリーは年齢が一番若いチャンピオンで次世代のコナーマクレガーとも呼ばれており、そのスター性には誰もが注目を集めています。
元2階級のチャンピオンのコナーマクレガーもいまだに人気高い選手として知られており近年は試合は行っていませんが、試合の時期が近付いているとも話しており、今後のUFCからも目を離すことができません。
こちらもアメリカで人気の格闘技団体であるベラトールはUFCと同じ階級でフライ級の存在がありませんが、そのほかの階級は全て同じで統一されています。
このベラトールは日本でも超RIZINで開催されるなど、馴染み深い団体になっており超RIZINでベラトール対RIZINの熱い戦いには日本の格闘技ファンも心揺さぶられたことでしょう。
日本で一番人気がある総合格闘技団体のRIZINは、他の総合格闘技団体とは違う階級で行われております。
RIZINはまだ創設されて若い格闘技団体ですが、日本のスター選手はほとんどこの舞台を主戦場にしており、その魅力は日本格闘技ファンは見逃せないものになっています。
RIZINの主な階級はUFCと同じように8階級で決められています。
ヘビー級 120キログラム以下
ライトヘビー級 93.0キログラム以下
ミドル級 84キログラム以下
ウェルター級 77キログラム以下
ライト級 71キログラム以下
フェザー級 66キログラム以下
バンタム級 61キログラム以下
フライ級 56キログラム以下
RIZINはこのように他の団体ではよく見られる小数点を削っています。
まだ、完成されていない階級の存在もあり、チャンピオンが不在になっているフライ級、ウェルター級、ミドル級、ライトヘビー級、ヘビー級はこれから盛り上がっていく階級として、新しい団体からの強豪選手や、次世代の選手たちが競い合っています。
その中でも激戦になっているバンタム級、フェザー級は目まぐるしくチャンピオンが変わり誰も予想ができない展開が続いています。
中でもフェザー級は2年間でチャンピオンが4回も変わっておりその実力の均衡は見ていてとても面白いものになっています。
またRIZINは女子各次の盛り上がりもあり、伊澤星花選手、朝倉カンナ選手、山本美憂選手など世界を舞台に活躍してきたRENA選手など数々のスターも誕生しており、世界にも通用する日本女子格闘にも今後も注目が集まるでしょう。
キックボクシングのそれぞれの階級
キックボクシングも団体ごとに決められている体重は異なります。キックボクシングのユニファイルドルールの階級は定めがなくすべては団体によって決められているものになります。
ONE チャンピオンシップはサインがポールの最大のキックボクシング団体で、総合格闘技ルールも行われますが、基本的にはキックボクシングルールで行われます。
他の団体と異なるのは通常の体重での階級の属することが定められており、他の団体では自分のナチュラル体重ではなく、水抜きなどで過度な減量が見られ体にも悪影響ということから水抜きが禁止されています。
ヘビー級 120.2キログラム以下
ライトヘビー級 102.1キログラム以下
ミドル級 93キログラム以下
ウェルター級 83.9キログラム以下
ライト級 77.1キログラム以下
フェザー級70.3キログラム以下
バンタム級 65.8キログラム以下
フライ級 61.2キログラム以下
ストロー級 56.7キログラム以下
アトム級 52.2キログラム以下
各階級の体重差も10キログラム以上あるので、減量に困る事もないのがONEの特徴です。
最後に日本のキックボクシング最高峰のK-1についてお話していきたいと思います。
K-1は日本で発展した過去には世界のスーパースターも数多く在籍していた歴史ある団体ですがその階級についても紹介していきます。
スーパーヘビー級 100キログラム以上
ヘビー級 100キログラム以下
クルーザー級 90キログラム以下
ミドル級 75キログラム以下
スーパーウェルター級 70キログラム以下
ウェルター級 67.5キログラム以下
スーパーライト級 65キログラム以下
ライト級 62.5キログラム以下
スーパーフェザー級60キログラム以下
フェザー級 57.5キログラム以下
スーパーバンタム級 55キログラム以下
バンタム級 53キログラム以下
K-1は今後もキックボクシングを世界に広めるために若者が活躍する舞台として人気が出てくる舞台となるでしょう。
ボクシングの主要団体は複数ある
ボクシングの世界には、多くの主要団体が存在しており、それぞれが独自のシステムや特徴を持っています。これらの団体は、選手たちが競い合う舞台を提供し、ファンに多様な試合を楽しませてくれる重要な存在です。団体ごとのタイトルやルールの違いは、ボクシングの魅力をさらに奥深いものにしています。
現在、ボクシングの主要な世界団体として知られるのは、WBA(世界ボクシング協会)、WBC(世界ボクシング評議会)、IBF(国際ボクシング連盟)、WBO(世界ボクシング機構)の4つです。
これらは「主要4団体」と呼ばれ、各階級でそれぞれの団体が世界タイトルを認定しています。この仕組みにより、同じ階級で複数のチャンピオンが存在することがあり、統一王座を目指す試合がボクシングファンにとって注目のイベントとなります。
WBA
WBAは最も歴史のある団体で、1921年に設立されました。その後、ボクシングが世界的に広がる中で、WBAは世界王座の認定において確固たる地位を築いてきました。しかし、WBAは複数のチャンピオンを認定する「スーパー王者」と「レギュラー王者」制度があり、混乱を招くこともあります。この制度は、試合数の増加や興行の多様化を促進する一方で、チャンピオンの地位を明確にする必要性も議論されています。
WBC
1963年に設立されたWBCは、ボクシング界で最も名声の高い団体の一つです。その象徴である緑色のチャンピオンベルトは、多くのボクサーにとっての憧れです。WBCは試合の安全性向上に注力しており、試合ラウンドの短縮や、厳しいメディカルチェックの導入などを通じて、選手の健康を守る取り組みを進めています。
IBF
1983年に創設されたIBFは、比較的新しい団体でありながら、公平性を重視したランキングとタイトル認定で高い信頼を得ています。IBFの試合は厳格なルールで行われ、選手たちの実力が正当に評価される舞台として知られています。
WBO
WBOは1988年に設立され、主要団体の中で最も若い団体です。しかし、その運営方針や透明性の高さにより、短期間でボクシング界での地位を確立しました。WBOはヨーロッパやラテンアメリカでの人気が高く、多くのトップ選手がこの団体のタイトルを目指して戦っています。
主要団体が複数あることにより、同じ階級で複数の王者が存在する場合が多々あります。そのため、団体間の統一戦が実現すると、ファンにとっては大きな盛り上がりを見せるイベントとなります。統一王者を目指す戦いは、選手たちの実力と誇りがぶつかり合う舞台であり、その注目度は計り知れません。
ブックメーカーが提供するボクシングオッズにおいても、主要団体の試合は特に人気があります。それぞれの団体のタイトル戦では、選手のスタイルや過去の戦績、試合の重要度などがオッズに反映され、ベッティングの多様性を生み出します。
統一戦などの特別な試合では、試合結果だけでなく、勝利方法やラウンド別の予測など、細かい賭け方が提供されるため、観戦とベッティングをより深く楽しむことが可能です。
ボクシングの主要団体は、それぞれの特徴と歴史があり、選手たちのキャリア形成や試合の多様性を支えています。ファンはこれらの団体の違いを理解することで、ボクシング観戦をさらに楽しむことができるでしょう。リング上で繰り広げられる熱い戦いとともに、主要団体の試合がもたらす興奮をぜひ体感してください。
ボクシングの賭け方は種類が豊富
ボクシングのベットにおいて、最も基本的かつ人気のあるベットの種類が「勝者予想」です。これは、その試合でどちらの選手が勝利するかを予測してベットするもので、初心者から上級者まで幅広く利用されています。
勝者予想にはシンプルさがあり、ボクシングに詳しくなくても気軽に楽しめるため、初めての方には最適な選択肢といえます。
通常、勝者予想では試合開始前にオッズが提示され、選手ごとの実力差や試合前の状況がオッズに反映されます。過去の戦績や階級、スタイルの相性、さらには直近の調整状況などが考慮されるため、事前に情報を集めておくことで勝率を高められます。
ボクシングは戦略が大きく影響するスポーツであり、攻撃型の選手と防御重視の選手が対戦した場合、その組み合わせが試合結果に大きく関わるためです。
また、勝者予想にはさまざまな形式があり、通常の「マネーラインベット」(単純な勝敗予想)以外にも「引き分けを含めた3通りの結果予測」があります。
ボクシングでは、引き分けになる可能性が低いとされていますが、接戦となる場合や選手同士の力が拮抗している場合には引き分けの可能性も考慮する必要があります。
この場合、引き分けが選ばれると高オッズでの大きな配当を得られることがあり、リスクをとって挑戦したいプレイヤーには魅力的な選択肢となります。
勝者予想は単なる感覚で行うものではなく、試合前に過去の試合データ、選手のトレーニング内容、負傷歴などを分析することで、より高い的中率を狙えます。
このように、情報収集と戦略的な判断が成功へのカギとなるため、ボクシングファンにとってもやりがいのあるベット形式といえるでしょう。
ボクシングのベットの中でも高度な予測を必要とするのが「決着方法」を対象としたベットです。このベットでは、試合がどのように決着するか(ノックアウト、テクニカルノックアウト、判定勝ち、失格など)を予測します。
ボクシングは決着方法によって試合の雰囲気が大きく異なり、オッズの幅も広いため、この形式のベットには高いリターンが期待できる魅力があります。
ノックアウト(KO)やテクニカルノックアウト(TKO)にベットする場合には、攻撃的なスタイルを持つ選手や、パンチ力が強い選手が有利とされるケースが多いです。特に、過去の試合でノックアウト勝ちの多い選手は、オッズの設定でも重要なポイントとなります。
一方で、判定勝ちを予測する場合には、ディフェンスが得意で耐久力のある選手や、ポイントを積み重ねて勝利するスタイルの選手が注目されます。
決着方法に関するベットは、選手ごとの戦略やスタイルに大きく依存するため、相手選手との相性も重要です。強力なパンチ力を持つ選手が相手にしているのが堅実なディフェンスを誇る選手であれば、判定勝ちが濃厚と見なされることもあります。
また、試合の序盤と終盤では決着のパターンが異なることが多く、序盤では一発のノックアウトが狙いやすい一方で、終盤まで試合がもつれると判定決着に至る可能性が高まります。
さらに、選手の体調や直前の負傷状況も決着方法に大きな影響を与えます。試合前に公開される情報だけでなく、選手のインタビューやトレーニング映像などからもヒントを得ることができるため、情報収集が成功の鍵となります。
このように、決着方法を予測するベットは奥が深く、経験を積むほどに楽しさが増す形式です。
ボクシングにおける「決着ラウンド」を予測するベットも、上級者に人気の高い種類のひとつです。このベットは、試合が何ラウンド目に決着するかを予測するもので、試合展開を細かく見極める必要があります。
たとえば、「3ラウンド以内に決着する」「試合の後半で決着する」など、ラウンドを特定することで高い配当を得られる可能性があります。
選手のスタイルによっては序盤での決着が濃厚な場合もありますし、スタミナが豊富な選手同士であれば終盤戦での決着が予想されることもあります。
また、選手の過去の試合傾向から、どのラウンドに得点が集中しやすいかを分析することで、予測精度が高まります。特に、ノックアウトを得意とする選手の場合、序盤から積極的に攻める傾向があるため、早い段階での決着を狙うことができるでしょう。
一方で、試合が進むにつれて体力の消耗や戦略の変化が影響し、後半のラウンドで突然の逆転劇が起こることもあります。このため、決着ラウンドの予測は単に選手の実力だけでなく、試合中の流れや予想外の要素も考慮に入れる必要があります。
また、ライブベッティング(試合中の状況を見ながら行うベット)を活用すれば、リアルタイムでラウンドごとの展開に応じたベット戦略を調整することが可能です。
さらに、ラウンドごとの決着オッズは通常の勝者予想に比べて高い設定となっていることが多いため、リスクをとって大きな配当を狙いたいプレイヤーにとって魅力的です。
このように、決着ラウンドベットは慎重な分析と大胆な判断が求められるため、経験を積むほどその奥深さが実感できる形式といえるでしょう。